甲状腺機能低下症(甲状腺腫)の主な症状と対処法

リスクが高い人

甲状腺疾患は男女問わず、子どもにも起こりますが、特に女性に多く見られます。人種、収入、居住地に関係なく発症します。内分泌学の調査によれば、女性の約10%が甲状腺機能低下を抱えている可能性があり、多くは自覚していません。

身体的症状

甲状腺機能低下に伴う甲状腺腫の最も顕著なサインは、首から突出した大きな腫瘤です。通常、喉仏の下に位置する小さな腺が肥大し、食道や気管を圧迫することがあります。腫瘤自体は痛みを伴わないことが多いですが、頸部の血管が拡張したり、顔が赤くなることがあります。また、咳や息苦しさにより声がかすれたり、低くなったりします。

体重増加と嚥下障害

甲状腺機能低下は代謝低下を招き、運動やカロリー制限をしても体重が減りにくく、むしろ増加することがあります。腫大した甲状腺が食道を圧迫すると、飲み込みが困難になり、食べ物が腺に当たって痛みを感じることがあります。刺激の強い食べ物や熱い・冷たい飲み物も不快感を増す原因となります。仰向けで寝ると腫瘤が嚥下機構を直接圧迫し、さらに飲み込みが難しくなることがあります。

呼吸困難

甲状腺腫が極端に大きくなると気管を圧迫し、息がしにくくなります。呼吸音が高くなったり、喘鳴が聞こえることがあります。医師はMRIやX線で腫瘤の位置と大きさを評価し、手術や放射性ヨード療法で縮小させることがあります。また、仰向けで寝ると気管への圧迫が強くなるため、横向きや半座位で休むことが推奨されます。

治療法

甲状腺機能低下が疑われる場合は、一般内科医または内分泌専門医を受診してください。首の触診や血液検査で甲状腺ホルモンや抗体の状態を確認します。気道が狭くなるほどの腫瘤がある場合は手術やヨード治療が必要になることがあります。甲状腺機能低下自体は、毎日服用する甲状腺ホルモン剤で十分にコントロールできます。

甲状腺疾患 - 関連記事