甲状腺機能低下症の管理方法
甲状腺機能低下症とは
甲状腺は首の基部に位置し、体のエネルギー代謝を調整するホルモンを分泌します。甲状腺が十分に働かない(甲状腺機能低下症)と、代謝が低下し、倦怠感、寒さを感じやすく、体重が増えやすくなります。男女問わず発症しますが、女性に多く見られ、薬物療法で管理できます。
医師の受診
以下の症状がある場合は、必ず医師の診察を受けましょう。
- 倦怠感やだるさ
- 食事は普通でも体重増加
- 寒がり、血圧上昇
医師は血液検査などで甲状腺機能低下か他の疾患かを判断します。また、過去に甲状腺手術や放射線治療、放射性ヨウ素治療を受けたことがある場合は必ず伝えてください。
合成甲状腺ホルモンの投与
甲状腺が産生できないホルモンは、合成甲状腺ホルモン(レボチロキシン)で代替します。商品名にはレボスロイド、レボキシル、シンセロイド、ユニスロイドなどがあります。経口投与で、症状を改善し、通常は生涯にわたって服用します。
投薬量の管理
レボチロキシンは副作用が少ないですが、定期的に血中ホルモン濃度をチェックし、適切な用量か確認する必要があります。ブランドが変わったり、ジェネリックに切り替える際は、用量が同等であることを確認してください。過剰投与は、神経過敏、震え、睡眠障害、心悸亢進などを引き起こすことがあります。
治療の継続
症状が改善したと感じても、処方された甲状腺ホルモンは継続して服用してください。治療を中止すると、甲状腺腫(甲状腺の肥大)、呼吸困難、心臓疾患、うつや記憶障害などの重篤な合併症を招く恐れがあります。
