TSHレベルが低下する原因と対策

TSH(甲状腺刺激ホルモン)の濃度が低いと、甲状腺が過剰に働いている「甲状腺機能亢進症」を示します。TSHは視床下部からの指令を受けて下垂体から分泌され、甲状腺の代謝ホルモン(T4、T3)を調整します。甲状腺が過活動になると、TSHの分泌は抑制され、血中のTSH濃度が低下します。

代謝とTSHの関係

甲状腺は体の代謝をコントロールし、T4・T3というホルモンを分泌します。視床下部と下垂体が甲状腺のホルモン量を監視し、必要に応じてTSHを分泌して甲状腺を刺激します。TSHが高いと甲状腺が低下状態、低いと過活動状態を示します。

バセドウ病(Graves病)

バセドウ病は自己免疫疾患で、免疫が甲状腺を攻撃し過剰にT4を産生させます。その結果、血中のTSHは低下します。原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因が関与していると考えられています。バセドウ病はTSH低下と甲状腺機能亢進の代表的な原因です。

甲状腺腫大(結節)

甲状腺が肥大すると結節ができ、良性の場合でも過剰にホルモンを産生することがあります。これによりTSHが低下し、心拍数増加、振戦、発汗、体重減少、脱毛、皮膚の温感などの症状が現れます。甲状腺機能亢進は早期の医療介入が必要です。

甲状腺炎

甲状腺炎は甲状腺の炎症で、ホルモンが血中に漏れ出します。結果として甲状腺ホルモンが過剰になり、TSHが低下します。

Synthroid(レボチロキシン)

レボチロキシンは合成甲状腺ホルモンで、甲状腺機能低下症や甲状腺摘出後の患者に処方されます。用量が増えると血中TSHは低下します。通常、朝食前に1回服用し、数週間後に血液検査でTSHを測定し、必要に応じて用量を調整します。TSHは年に1回程度の頻度でモニタリングされます。

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