甲状腺機能低下症は、甲状腺が十分なホルモンを産生できない状態です。治療せずに放置すると、さまざまな合併症が生じます。以下に代表的な副作用を紹介します。

肥満

甲状腺機能低下により代謝が低下し、体重増加や肥満につながります。肥満は心血管系のリスクを高めるため、注意が必要です。

不妊

甲状腺ホルモンの不足は男女ともに生殖機能に影響し、不妊の原因となります。合成甲状腺ホルモンでの治療だけでは妊娠率が完全に回復しないことがあり、追加の治療が必要になる場合があります。

心疾患

長期間の甲状腺機能低下は心拍数の低下や血中コレステロールの上昇を招き、冠動脈疾患や心不全のリスクを高めます。早期のホルモン補充が重要です。

関節痛

甲状腺ホルモン不足は筋肉や関節の代謝を乱し、関節痛やこわばりを引き起こすことがあります。日常生活に支障を来すこともあるため、適切な治療が求められます。

うつ病

甲状腺ホルモンは神経伝達物質のバランスに関与しており、欠乏すると抑うつ状態が現れやすくなります。症状が重い場合は精神科的なサポートも検討してください。