甲状腺抗体レベルの意味と影響
甲状腺過酸化物酵素(TPO)は、甲状腺ホルモンの合成に関与する酵素です。血中の甲状腺抗体は、この酵素の働きを阻害する抗体の量を示します。
特定(Identification)
免疫系が誤って甲状腺を病的と認識すると、抗体が過剰に産生されます。これにより抗体と甲状腺組織が争い、炎症が生じます。
意義(Significance)
炎症が進行すると甲状腺が損傷し、結果として甲状腺ホルモンの分泌が不足し、甲状腺機能低下症(低甲状腺症)を引き起こすことがあります。
タイプ(Types)
代表的な自己免疫性甲状腺疾患は、橋本病とバセドウ病です。甲状腺抗体検査は、自己免疫性甲状腺炎と他の甲状腺炎を区別するために用いられます。
考慮点(Considerations)
橋本病は甲状腺ホルモンが低下する一方、バセドウ病は過剰に産生され、甲状腺機能亢進症(過甲状腺症)をもたらします。
症状(Symptoms)
抗体が高い場合に見られる主な症状は、便秘、集中力低下、乾燥肌、頸部の腫れ、倦怠感、脱毛、月経異常、寒気、体重増加、顔面浮腫、関節のこわばりなどです。
