シュワノーマ(神経鞘腫)の治療法とは

シュワノーマ(神経鞘腫)は、神経内部のシュワン細胞から発生する腫瘍です。成長は極めて遅く、数年かけて大きくなることがあります。多くは偶然に発生しますが、フォン・レックリングハウゼン病(神経線維腫症)では全身に多数の腫瘍ができることがあります。診断は身体検査と画像検査(MRI・CT)で行われます。

診断と概要

ほとんどのシュワノーマは良性ですが、稀に悪性になることがあります。発生部位は脳、体幹、四肢の運動神経などが多いです。

手術

主な治療は神経外科医による腫瘍の外科的切除です。経験豊富な神経外科医を選ぶことが予後改善につながります。腫瘍が悪性の場合は腫瘍外科・腫瘍内科の専門医と連携した治療が必要です。手術後は一時的に針刺し感やしびれ、感覚異常が起こることがあります。神経線維を切断せざるを得ない場合、感覚の永続的な喪失が残ることもあります。

放射線治療

腫瘍が大きく手術リスクが高い場合、手術前に放射線でサイズダウンを図ることがあります。また、手術が不適切なケースでは放射線が第一選択肢になることもあります。主に使用されるのはガンマナイフや高精度外部放射線(例:FSR)です。

経過観察

症状がなく、悪性の所見もない場合は定期的な診察とMRIで腫瘍の増大をモニタリングします。腫瘍の変化や症状が出た時点で手術や放射線治療への切り替えを検討します。

治療選択の考慮点

患者の全身状態や合併症が手術に対するリスクを高める場合、外科的介入は避けられることがあります。その際は放射線での腫瘍縮小や継続的な観察が選択肢となります。症状が出ている場合は、まずは症状緩和を目的とした放射線療法を行い、経過を見ながら最適なタイミングで手術を検討します。

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