精巣に癌性腫瘍が見つかった場合の標準治療とは
精巣がんは、がんの進行度や患者さんの状態に応じて、手術・放射線・化学療法などを組み合わせて治療します。
主な治療法
1. 精巣摘除術(オルキエクトミー)
がんが確認された精巣を外科的に除去し、他臓器への転移を防ぎます。ほとんどの場合、最初に行われる手術です。
2. 経過観察(サーベイランス)
早期で低リスクと判断された場合、定期的な診察・血液検査・画像検査でがんの再発や進行を監視します。
3. 放射線療法
精巣摘除後、残存するがん細胞が疑われるリンパ節や周囲組織に対して高エネルギーX線などで照射します。
4. 化学療法
がんが精巣以外に転移した場合や高リスクと判断された場合に、全身に作用する抗がん剤で治療します。
5. 腹膜後リンパ節郭清(RPLND)
腹部の腹膜後にあるリンパ節を外科的に除去する手術です。精巣摘除後、リンパ節転移のリスクがあるときに実施されます。
6. 補助療法(アジュバントセラピー)
主たる治療後に、がんの再発リスクを下げる目的で放射線療法や追加の化学療法が行われることがあります。
7. 精巣インプラント
摘除後の見た目や心理的な配慮から、人工の精巣(プロテーゼ)を埋め込む手術が選択されることがあります。
治療方針は泌尿器科医や腫瘍内科医と相談し、個々の状態に合わせて決定します。
