聴神経腫の原因は何ですか?
概要
聴神経腫は脳内にできる良性腫瘍で、聴覚神経(前庭蝸牛神経)に圧迫がかかるため、難聴、顔面のしびれ、めまい、耳鳴りなどの症状が現れます。腫瘍は脳組織に浸潤しないため、放射線治療、経過観察、外科手術などで治療が行われます。
原因は不明
聴神経腫は30代から60代に最も多く見られますが、発症原因ははっきりしていません。騒音や携帯電話の長時間使用が関与する可能性が指摘されていますが、決定的な証拠はありません。
神経線維腫症2型(NF2)との関係
神経線維腫症2型は、内耳の前庭蝸牛神経に良性腫瘍ができるまれな遺伝性疾患です。聴神経腫はこの神経にできることが多く、NF2と密接に関連しています。NF2は両側の神経に腫瘍ができやすいのが特徴です。
遺伝的要因
NF2が遺伝性であることから、聴神経腫も遺伝的要因が関与していると考えられます。NF2は常染色体優性遺伝で、患者の子どもは50%の確率で受け継ぐ可能性があります。
