バイモーダル腫瘍とは?代表的な例を紹介
バイモーダル腫瘍とは
バイモーダル腫瘍は、増殖の速さや悪性度が「緩やか」か「侵攻的」の二つのパターンを示す腫瘍です。つまり、同じ腫瘍でも経過が穏やかに進行することもあれば、急速に増殖して転移することもあります。
代表的なバイモーダル腫瘍
- 乳がん(腺がん):進行が遅く、予後が良好なケースが多い一方、同じ乳腺腺がんでも高悪性度のタイプは早期に転移することがあります。
- 濾胞性リンパ腫:非ホジキンリンパ腫の一種で、腫瘍の grade によって緩やかに増殖するものと、急速に増悪するものに分かれます。
- 皮膚の扁平上皮がん(スキン・スクアミス細胞癌):早期に発見すれば外科的切除で治癒が期待できますが、進行するとリンパ節転移や遠隔転移が起こりやすく、治療が難しくなります。
- 前立腺がん:局所にとどまり成長が遅いものもあれば、侵襲的に進行し他臓器へ転移するものもあります。
- 皮膚黒色腫(メラノーマ):比較的稀な皮膚がんですが、早期に切除できないと非常に侵攻的となり、速やかな転移が見られます。
- 甲状腺がん:乳頭状甲状腺癌は予後が良く緩やかに進行しますが、未分化(無分化)甲状腺癌は極めて悪性度が高く、急速に転移します。
バイモーダル腫瘍は診断時にその増殖様式を正確に評価し、適切な治療戦略を立てることが重要です。
