肝臓腺腫(肝臓良性腫瘍)の治療法

肝臓腺腫とは

肝臓腺腫(肝臓良性腫瘍)は、がんではない良性腫瘍です。稀な腫瘍で、特に経口避妊薬やエストロゲンを使用している妊娠可能年齢の女性に多く見られます。また、アナボリックステロイド使用者にも発生することがあります。

治療の方針

腫瘍の大きさや症状の有無に応じて治療が決まります。主な指針は以下の通りです。

無症状の腫瘍

  • 経口避妊薬やステロイドの使用を中止すると、腫瘍は縮小することが多いです。ただし完全に消失することは稀です。合併症のリスクが低いため、追加の外科的治療は通常不要です。

症状がある腫瘍

  • 症状(腹痛、腫瘍の増大など)が出ている場合は、腫瘍の大きさに関わらず外科的切除が推奨されます。これにより症状が軽減し、合併症の予防にもなります。

破裂リスクがある腫瘍

  • 破裂の危険性が認められる腫瘍は、出血や急性腹膜炎を防ぐために手術で除去します。

妊娠中の腫瘍

  • 妊娠は腺腫の増大や破裂リスクを高めます。妊娠を希望する女性は、たとえ小さくても手術で除去することを検討すべきです。妊娠初期に大きな腺腫が見つかった場合は、第二トリメスター(妊娠13〜27週)に手術を行うのが最も安全です。

経過観察

  • 手術を行わない場合は、定期的な画像検査(年1回)が推奨されます。特に腫瘍が5cm以上、または複数ある場合は注意深くフォローしてください。

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