マイコトキシン症と潰瘍性大腸炎の関係

マイコトキシン症とは

マイコトキシン症は、カビが産生する有害物質(マイコトキシン)に汚染された食品や空気を摂取・吸入することで起こります。皮膚や粘膜、呼吸器から体内に取り込まれたマイコトキシンは血流に乗り、免疫系や臓器機能を障害します。重症例では肝腎障害や致死に至ることもありますが、ほとんどは慢性的な健康障害として現れます。

マイコトキシン症の主な症状

  • 呼吸器系:息苦しさ、咳、喘鳴、くしゃみ、鼻炎、肺の灼熱感
  • 消化器系:下痢、激しい腹痛、過敏性腸症候群様の症状
  • 神経系:記憶力低下、脳の霧、構音障害、視力障害
  • その他:嚥下困難や窒息感

潰瘍性大腸炎とは

潰瘍性大腸炎は大腸と直腸の粘膜が慢性的に炎症を起こす炎症性腸疾患(IBD)の一つです。腹痛と血便を主症状とし、症状が重くなると生命を脅かす合併症を招くことがあります。原因は明確でなく、ウイルス・細菌感染や遺伝的要因が関与していると考えられています。

潰瘍性大腸炎の症状

  • 直腸のみの場合:直腸出血、排便時の痛み、緊迫感
  • 結腸下部・直腸が侵される場合:血性下痢、腹部痙攣・疼痛、倦怠感、体重減少
  • 全結腸が関与する重症例(急性重篤型):激しい腹痛、激しい下痢、脱水・ショック、腸穿孔や中毒性巨大結腸のリスク

マイコトキシンと潰瘍性大腸炎の関係

研究は限定的ですが、マイコトキシンの摂取が腸粘膜に炎症や構造変化を引き起こし、IBD、特に潰瘍性大腸炎の発症リスクを高める可能性が指摘されています。マイコトキシンは腸内細胞のバリア機能を低下させ、免疫応答を過剰に活性化するため、症状が類似することが報告されています。

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