胃・十二指腸潰瘍の食事法
食事が潰瘍治療に与える影響
胃や十二指腸の粘膜にできる潰瘍は、かつては辛い食べ物が原因と考えられていましたが、現在は主に特定の薬剤やヘリコバクター・ピロリ菌などが関与していることが分かっています。適切な食事管理で炎症を抑え、症状を軽減することが可能です。
生活習慣と食事の見直しポイント
アルコール、カフェイン、炭酸飲料は過剰摂取を避けましょう。デカフェのコーヒーや紅茶も同様です。
1日6〜8杯の水分(約1.5〜2リットル)を摂取し、可能であれば浄水器でろ過した水を選びましょう。井戸水や一部のミネラルウォーターにヘリコバクター・ピロリが混入していることがあります。
新鮮な果物や野菜を豊富に取り入れましょう。食物繊維だけでなく、抗酸化物質やフラボノイドも豊富です。
地中海食を参考に、オリーブオイルなどの不飽和脂肪酸を含む健康的な油を使用します。ギリシャのヘラクレオン大学病院の研究では、EPAやDHAといった不飽和脂肪酸がピロリ菌の増殖抑制に寄与すると報告されています。
動物性脂肪やトランス脂肪酸の摂取は控えめに。赤肉や加工食品、揚げ物や菓子類は特に注意が必要です。
デグリシリジン化リコリス(DGL)をサプリメントとして取り入れるのも一つの方法です。実施された小規模な臨床試験では、DGLが潰瘍の治癒を促進し、粘膜の回復を助けたと報告されています。
以上のポイントを日常に取り入れることで、胃・十二指腸潰瘍の症状緩和と再発予防に役立ちます。
