潰瘍(胃・腸潰瘍)に効果的な食事法
機能(食事が潰瘍に与える影響)
個人差はあるものの、酸の分泌を刺激する食品は痛みを悪化させます。一般的に避けるべきものは以下です。
- アスピリンやアルコール、強いスパイス、カフェイン(コーヒー、紅茶、チョコレート)
- 柑橘類とそのジュース(オレンジ、グレープフルーツ、レモン)
- トマトおよびトマト系調味料(スパゲッティソース、サルサ、ケチャップ)
考慮すべき点(回復を助ける食品)
亜鉛やビタミンA・C・Eが豊富な食材は粘膜の修復を促します。具体的には次のようなものがあります。
- 葉物野菜や非柑橘系のフレッシュフルーツ
- 調理したバナナ(プランテン)
- キャベツジュースやオクラ抽出粉(ビタミンCが豊富で、胃酸が出る前に胃壁をコーティング)
キャベツジュースは好みの飲料に混ぜ、オクラ粉は水で溶かして食事前に摂取すると効果的です。
予防・対策(食事回数とタイミング)
食事回数は患者によって最適が異なります。空腹時に胃が自己消化しないよう、1日6回の少量食が推奨されることもありますが、刺激が強すぎる場合は1日3回の普通の食事に切り替えてください。就寝直前の食事は避け、夜間の胃痛を防ぎましょう。
誤解(乳製品に関する注意)
かつては胃を落ち着かせると考えられたミルクやアイスクリームも、実は酸とカルシウムの供給源となり、潰瘍を悪化させることがあります。食間の摂取は控え、料理に使用する際は低脂肪乳や水に置き換えると良いでしょう。クリーム系スープなど、乳製品が主成分の料理は避けてください。
落とし穴(食事以外の要因)
食べ物以外にも潰瘍を悪化させる要因があります。
- 喫煙:胃粘膜を刺激し、治癒力を低下させます。
- ガムの噛みすぎ:酸分泌を促すが、実際に消化されるものがないため胃に負担がかかります。
- ストレス:交感神経が活性化し、胃酸分泌が増加します。リラックスできる環境や休暇を取ることが有効です。
