高尿酸血症の兆候と症状
高尿酸血症(医学的には高尿酸血症)は、プリン体が増加したりがんなどの基礎疾患があることによって血中の尿酸が過剰になる状態です。尿酸は肝臓で生成され血流に入り、尿や腸から排泄されますが、体内で産生が過剰になると以下のような症状が現れます。
痛風
尿酸が結晶化して関節に沈着すると、激しい関節痛を伴う痛風を発症します。主に膝、足、手首、手の関節に痛みが出やすく、夜間に突然激痛が走り、数時間で和らぐことが多いですが、痛みが残ることもあります。関節が腫れ赤くなることもあります。
尿管閉塞
尿酸結晶が尿管にたまると尿管が詰まり、以下のような不快な症状が現れます。尿量が極端に少なくなる乏尿、血尿、体内のむくみ(浮腫)、高血圧、腹痛、倦怠感、尿が濁る・粒子が混ざるなどです。
腎臓障害
高尿酸は腎臓結石や最悪の場合は腎不全のリスクを高めます。特に腎機能が低下している人、腹部腫瘍がある人、腎毒性のある抗生物質を長期使用している人はリスクが大幅に上昇します。
発熱・全身症状
尿酸濃度の急上昇は発熱、寒気、全身倦怠感を伴うことがあります。これは腫瘍溶解症候群(がん治療後に起こることが多い)に起因し、化学療法やステロイド投与が原因となります。併発しやすい症状として嘔吐、下痢、食欲不振も報告されています。
これらの症状が疑われる場合は、早めに医療機関で血中尿酸濃度の測定と適切な治療を受けることが重要です。
