産後の膀胱問題に対する手術オプション

女性は男性の約2倍の頻度で尿失禁や漏れを経験します。これは出産、妊娠、閉経、尿路の解剖学的差異が影響するためです。出産により膀胱を支える内部組織が弱くなり、運動や咳、笑い、くしゃみ、前屈などの動作で尿が漏れやすくなります。その他の治療法で改善しない産後の膀胱問題は、外科手術で効果的に治療できることがあります。

スリング手術

尿道が正しい位置にない、または尿道括約筋が弱い場合に、尿道下スリング手術が推奨されます。尿道は膀胱から外部へ尿を運ぶ管です。手術ではスリングを尿道の下に配置し、膀胱と尿道を追加でサポートします。スリングは合成メッシュまたは自家組織で作られ、調整可能なものもあります。

手術は開腹手術または低侵襲の腹腔鏡手術で行われます。腹腔鏡手術の場合、腹部と膣に数か所の小さな切開を行い、細いチューブ(カメラと手術器具)を通して手術を実施します。

膀胱頸部吊り上げ手術

出産後に膀胱頸部が下がってしまった場合に有効です。全身麻酔または脊椎麻酔下で腹部に切開を入れ、膀胱頸部に縫合糸を通して恥骨靭帯または恥骨軟骨に固定します。これにより尿道と膀胱頸部が強化され、たるみが防止されます。

回復期間と注意点

開腹手術と腹腔鏡手術では回復期間が異なります。腹腔鏡手術の方が回復は早く、数日から数週間程度の痛みや違和感が続くことがあります。市販薬や処方薬で痛みを管理し、必要に応じて一時的にカテーテルを使用して排尿を助けることがあります。手術後に尿に血が混じることは通常ですが、数日以上続く場合や大量出血がある場合は医師に連絡してください。

膀胱が新しい位置に慣れるまで膀胱痙攣が起こることがありますが、時間とともに収まります。必要に応じて医師が痙攣抑制薬を処方します。回復中は激しい運動や重いものを持ち上げること、排便時の力みを避けてください。また、手術後6週間は性交、タンポンやデュースの使用、膣内への挿入は控えるよう米産科婦人科学会は推奨しています。

稀に感染やカテーテルなしでは排尿できないといった合併症が起こります。その場合はスリングや縫合糸を除去する手術が必要になることがあります。

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