PSA値が高くなる原因と対策
前立腺特異抗原(PSA)とは
PSAは前立腺の細胞が産生するタンパク質で、前立腺がんの有無を調べる指標として利用されます。しかし、がん以外の要因でもPSA値は上昇するため、単独での診断は限界があります。
PSA値が上昇する主な原因
前立腺炎
前立腺炎は前立腺の炎症で、急性の場合は発熱や排尿時・排便時の痛みが現れます。炎症に伴いPSA値が上がります。
射精
射精直後はPSAが一時的に上昇します。そのため、検査の2~3日前は射精を控えるよう指示されることがあります。
良性前立腺肥大(BPH)
加齢に伴い前立腺が非癌性に肥大することを良性前立腺肥大と言います。BPHでもPSA値が上がることがあり、必要に応じて手術などの治療が検討されます。
年齢
年齢とともにPSA値は自然に上昇します。年齢相応の基準値を考慮しつつ、がんが疑われる場合は追加検査が行われます。
前立腺がん
前立腺がんは前立腺にできる悪性腫瘍で、血尿や腹部痛、原因不明の体重減少などの症状がみられることがあります。がんが進行するとPSA値が顕著に上昇します。
まとめ
PSA値の上昇は必ずしもがんを意味しません。前立腺炎や射精、加齢、良性肥大など様々な要因が影響します。異常が認められた場合は、医師と相談し追加検査や適切な対策を検討しましょう。
