子どもの膀胱炎に対する家庭でできる対処法
膀胱感染症(膀胱炎)は、膀胱や下部尿路が細菌に感染し炎症を起こす病気です。成人女性に多いですが、5歳までに女児の約8%、男児の1〜2%が経験します。主な症状は排尿時の痛みや灼熱感、発熱、背中や腹部の痛みです。治療は抗生物質が基本ですが、医師の診断を受けながら家庭でできる対処法もあります。
鎮痛剤の使用
市販の解熱鎮痛剤(イブプロフェンやアセトアミノフェン)は、痛みや炎症、発熱を和らげるのに有効です。子どもの年齢・体重に合わせた用量を守り、赤ちゃんや幼児の場合は必ず小児科医に相談してください。アスピリンは、Reye症候群の危険があるため、子どもには絶対に与えないようにしましょう。
十分な水分摂取
膀胱炎で排尿が痛いと水分を控えたくなるかもしれませんが、こまめに水やノンシトラス系ジュースを飲ませることで、細菌を体外へ洗い流す効果があります。炭酸飲料やカフェイン、シトラス系ジュースは膀胱を刺激する可能性があるため避けましょう。クランベリージュースは「膀胱炎に効果がある」と言われますが、医学的根拠は不十分です。水分量が増えること自体がプラスになるので、子どもが好きなら適量を与えて構いません。
温熱療法
炎症による腹部や背中の圧迫感がある場合、温めることで血流が改善し痛みが軽減します。ヒートパッドや温かいタオルを痛みのある部位に当てる、またはぬるめのお風呂にしばらく浸かせると効果的です。お風呂に入れる際は、必ず保護者が目を離さないようにしてください。
