尿路感染症の症状と治療法
尿路感染症の症状
尿路感染は、主に細菌が尿道から侵入し、膀胱や腎臓へと広がることで起こります。カテーテル使用者は特にリスクが高いです。代表的な症状は以下の通りです。
- 頻尿、尿量が少ない、尿時の灼熱感
- 尿に血が混じる(血尿)
- 尿道炎(尿道だけの感染)では排尿時の焼けつくような痛みが主症状
- 膀胱炎(膀胱の感染)では下腹部の不快感、頻繁かつ痛みを伴う排尿、軽度の発熱がみられます
- 腎盂腎炎(腎臓の感染)になると背部や側部の激しい痛み、高熱、吐き気・嘔吐を伴うことがあります
尿路感染症の治療法
まずは水分を十分に摂取し、尿を希釈して細菌の排出を促します。温熱パッドや市販の鎮痛剤で不快感を緩和できますが、根本的な治癒には抗菌薬が必要です。医師は感染の重症度に応じて以下のような抗生物質を処方します。
- アモキシシリン
- シプロフロキサシン(シプロ)
- アンピシリン(オムニペン)
- トロバン(トロバフロキシン)
症状は1〜2日で改善することが多いですが、再発防止のために通常1〜2週間の服薬が指示されます。腎盂腎炎のように重症の場合は、入院して点滴による抗生物質投与が必要になることがあります。
女性は男性に比べ尿路感染のリスクが高く、妊娠中は腎臓まで感染が広がる可能性があるため、定期的な尿検査が推奨されます。男性は前立腺肥大やカテーテル使用により感染しやすく、慢性前立腺炎を伴う場合は長期にわたる抗菌薬治療が必要です。
その他の留意点
幼児や高齢者では症状が軽微に見えることがあり、見過ごされがちです。放置すると腎機能障害につながる恐れがありますので、早期の診断と治療が重要です。
