膀胱全摘出後の生活と尿路再建
膀胱がんのステージ2または3の患者に対して、根治的膀胱全摘出術(ラジカルシステクトミー)が行われることがあります。この手術は通常、術前・術後に化学療法と組み合わせて実施されます。膀胱を除去した後は、尿を体外に排出するための代替ルートを2つの方法で作ります。
イレアルコンジット(Ileal Conduit)
小腸の一部を利用して尿を貯める通路を作り、腎臓からの尿管をその小腸セグメントに接続します。皮膚にストーマ(開口部)を設け、そこに尿を集めるための外部バッグを装着します。終生バッグの使用が必要となりますが、一般的に安全です。ただし、尿路感染症、血栓症、肺炎のリスクが高くなることがあります。
大腸コンチネントレジボア(Continent Urinary Reservoir)
大腸の一部を加工して尿を貯めるポケット(コンチネントレジボア)を作ります。イレアルコンジットとは異なり、常時バッグは必要なく、定期的にカテーテルをストーマに挿入して尿を排出します。こちらも血栓症、肺炎、慢性尿路感染症のリスクが増加します。
手術後の回復と生活
手術後は通常3〜7日間入院し、数日間は痛みが続きますが、安静と鎮痛薬で管理できます。完全に回復するまでに6〜8週間かかりますので、焦らずに過ごすことが重要です。ブリティッシュコロンビア州のHealthLinkによると、膀胱全摘出術を受けた患者の約75%が5年後も無病状態であると報告されています。
