ポリウリアと尿路感染症の概要

ポリウリア

ポリウリアは、1日あたりの尿量が異常に多くなる状態です。通常、1日1〜2リットルの尿が生成されますが、ポリウリア患者は2.5リットル以上を排出します。夜間頻尿が最初の目立つサインとなります。

原因

  • 過剰な水分摂取や利尿剤などの薬剤使用
  • 糖尿病、間質性膀胱炎、鎌状赤血球症、腎不全などの基礎疾患
  • ポリディスピア(過度の渇き)や、糖尿病性尿崩症(インスピディウス)など

尿路感染症

尿路感染症は、尿道、膀胱、腎臓のいずれかに細菌が感染する病態です。主に下部尿路(尿道・膀胱)から始まり、放置すると腎盂へ拡大します。症状は排尿時の灼熱感、頻尿(少量尿)、濁りや血尿などです。

原因

  • 大腸菌(E. coli)や腸内常在菌が尿道に侵入することが主因
  • 肛門と尿道の交差汚染が原因で、女性に多く見られます

ポリウリアと尿路感染症の関係

これらは別個の疾患ですが、しばしば混同されます。尿路感染症は頻尿を伴いますが、排尿量は少量です。一方、ポリウリアは大量排尿が特徴で、尿の流れが継続的にあるため細菌の定着が抑制され、感染リスクは低くなります。したがって、同じ泌尿器系に影響を与えるものの、独立した疾患です。

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