尿路感染症(UTI)の治療と予防法
概要
有害な細菌が膀胱壁に侵入し、体の免疫が追いつかないと尿路感染症(UTI)になります。放置すると痛みが増し、他の部位へ広がるリスクがあるため、早期治療が重要です。女性に多く見られますが、適切な治療と予防策で症状を抑えることができます。
治療法
医師の診断と抗生物質
まずは医師に相談し、必要に応じて抗生物質を処方してもらいましょう。処方された薬は指示どおりに全て服用し、感染が完全に治まるまで途中で中止しないことが大切です。
市販の痛み止め
排尿時の痛みや不快感が強い場合は、鎮痛成分を含む市販薬(フェルビナクやシプロヘプタジンなど)を併用すると症状が和らぎます。ただし、根本的な感染除去には抗生物質が必要です。
家庭でできる対策
- クランベリー製品:クランベリージュースやサプリは、細菌が膀胱に付着するのを妨げる成分が含まれ、予防に有効です。味が苦手な場合は、低糖のクランベリージュースやタブレットを利用しましょう。
- ブルーベリー:クランベリーと同じ科のブルーベリーも抗菌作用があり、食事に取り入れると効果が期待できます。
- 重曹水:飲料水1杯(約200 ml)に小さじ1(約5 g)の重曹を加えると、尿の酸性度が中和され、症状緩和に役立ちます。
- ビタミンC:ビタミンCは尿を酸性に保ち、細菌の増殖を抑えます。サプリや果物で日常的に摂取しましょう。
- 十分な水分摂取:1日2リットル以上の水を飲むことで、膀胱内の細菌を洗い流しやすくなります。
- 温熱療法:腹部に温めたホットパックや湯たんぽを当てると、痛みが和らぎます。
- 正しい拭き取り:トイレ後は前から後ろへ拭くことで、肛門付近の細菌が膀胱に入るのを防ぎます。
- 刺激物の回避:カフェイン、アルコール、柑橘系ジュースは膀胱を刺激し、頻尿や痛みを悪化させることがあります。
予防のポイント
・定期的に水分を多く摂り、尿を頻繁に排出する
・性行為前後のトイレは必ず行う
・適切な下着(綿素材)を選び、湿気を防ぐ
・糖尿病や免疫低下がある場合は医師と相談し、感染リスクを管理する
症状が改善しても、医師の指示があるまで抗生物質の服用を続け、再発防止のために上記の生活習慣を継続することが重要です。
