高齢男性の夜間頻尿の原因は?

夜間頻尿(ノクトゥリア)は、夜にトイレに行く回数が増える状態を指します。高齢の男性は、他の疾患や服用している薬、加齢による体の変化が原因でこの症状が現れやすくなります。

加齢による膀胱機能の低下

年を取るにつれて膀胱の筋肉が弱くなり、十分な尿を貯められなくなります。その結果、膀胱は頻繁に空にするよう脳に信号を送るため、夜間にトイレに行く回数が増えます。

薬剤の副作用

特に利尿作用のある薬は、昼夜問わず尿量を増やすため、夜間頻尿を引き起こすことがあります。心不全や高血圧の治療で処方される利尿剤や、血圧を下げる薬は、体内の余分な水分を排出する目的で使用されますが、結果として夜間の排尿回数が増えることがあります。

前立腺肥大

高齢男性に多く見られる前立腺肥大は、尿道を圧迫し、膀胱からの排尿を妨げます。そのため、少量でも頻繁にトイレに行きたくなることがあり、特に夜間に顕著になります。

対策と治療

  • 膀胱訓練や水分摂取のタイミング調整など、生活習慣の改善。
  • 医師の指導のもと、利尿剤や前立腺肥大に対する薬(α遮断薬、5α還元酵素阻害薬など)を使用。
  • 重症の場合は、前立腺手術やレーザー治療などの外科的介入が検討されます。

リスクと生活への影響

夜間頻尿は睡眠を中断させ、睡眠不足や日中の倦怠感を招きます。長期的には生活の質(QOL)の低下につながるため、早期の診断と適切な治療が重要です。

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