膀胱炎の兆候と症状
膀胱炎は尿路や膀胱の炎症を指し、主に尿路感染症が原因です。女性に多く見られ、正確な診断と適切な治療のためには医師の受診が必要です。
非感染性膀胱炎
感染が原因でない膀胱炎は、尿路や膀胱の炎症ですが、細菌感染は関与しません。米国国立衛生研究所によると、妊娠中の女性に特に多く見られます。主な症状は、排尿困難、排尿時の痛み、頻尿、尿意とは関係のない圧迫感などです。尿検査で細菌感染が除外されることで診断されます。
急性膀胱炎
性的活動が活発な女性に多く発症しやすいのが急性膀胱炎です。性交渉により尿道に細菌が付着しやすくなるためです。症状は突然現れ、尿の異臭・変色、排尿時の痛み、性交時の痛みなどがあります。尿検査で原因菌を特定し、診断が行われます。
再発性膀胱炎
半年以内に2回以上尿路感染を起こすと再発性膀胱炎と診断されます。米国国立衛生研究所のデータでは、若い女性の25~50%が感染後6か月以内に再度感染するとされています。糖尿病、家族歴、複数の性パートナーなどがリスク因子です。症状は排尿時の焼けるような痛み、尿の臭い、排尿時の不快感などです。
間質性膀胱炎(IC)
膀胱のみを侵す間質性膀胱炎は、他の膀胱炎とは異なる慢性疾患です。尿路感染症と誤診されやすく、正確な診断まで平均4年かかります。主な症状は頻尿と性交時の疼痛で、痛みが強く生活の質を低下させます。
治療法
非感染性膀胱炎は、膀胱や尿道周囲の筋肉を鍛えるエクササイズなどの非薬物療法が中心です。必要に応じて筋肉コントロールを助ける薬が処方されます。急性・再発性膀胱炎は、まず尿培養で原因菌を特定し、適切な抗生物質で治療します。間質性膀胱炎は疼痛緩和薬や食事療法で膀胱への刺激を減らすことが基本です。いずれの場合も、尿路を洗い流すために水分を十分に摂取することが推奨されます。まれに手術が必要となることもあります。
