帯状疱疹の評価方法

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされる皮膚の発疹です。水痘にかかったことがある人は、ウイルスが体内に潜伏し、免疫力が低下したときに再活性化して帯状疱疹を発症します。発症は主に60歳以上の高齢者に多く見られます。

評価手順

  1. ① 皮膚の不快感や全身症状の確認

    発疹が出る48〜72時間前に、頭痛、倦怠感、発熱などの前駆症状が現れることがあります。まずはこれらの症状の有無を確認しましょう。

  2. ② 病変部位の観察

    痛みを伴う部位を注意深く観察し、水疱や液体がたまった嚢胞が出現しているか確認します。発疹は胸部、腹部、顔、背中などに帯状に現れ、3〜5日で拡大し、時に水ぶくれ(水疱)になることがあります。

  3. ③ 水疱の破裂と滲出のチェック

    水疱が破れ液がにじみ出ると、潰瘍化しやすくなります。破裂した部位は乾燥してかさぶたが形成されるまで観察します。

  4. ④ 清潔保持と感染予防

    病変部は清潔かつ乾燥に保ち、二次感染を防ぎます。発疹が出ている間は強い疼痛(神経痛)を伴うことがあります。

  5. ⑤ 治癒経過の観察

    通常は2週間ほどで症状が改善しますが、1か月以上かかるケースや、慢性の神経痛(帯状疱疹後神経痛)に移行することもあります。

  6. ⑥ 他者への感染防止

    水疱が完全にかさぶたになるまで、免疫がない人や妊婦、幼児との接触は避けます。水痘にかかっていない人は感染リスクが高いです。

  7. ⑦ 帯状疱疹後神経痛の確認

    発疹が治癒した後も30日以上続く焼灼感や電撃様の痛みがある場合は、帯状疱疹後神経痛と診断されます。痛みは重度で長期間(数か月~数年)続くことがあります。

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