CMV(サイトメガロウイルス)感染症とは?

CMV(サイトメガロウイルス)はヘルペスウイルス科に属するウイルスで、米国疾病予防管理センター(CDC)によると、40歳までに米国人の半数以上が感染経験があります。

重要性

妊娠中にCMVに感染した場合、胎児への感染リスクが高くなります。約750人に1人の割合で、先天性CMVにより永続的な障害が生じます。主な障害は以下の通りです。

  • 聴覚障害・視覚障害
  • 知的障害・小頭症
  • 協調運動障害・けいれん
  • 重症例では出生時に死亡することもあります

症状

健康な子どもや成人では症状が出ないことが多いですが、軽度の症状として以下が見られることがあります。

  • 発熱、喉の痛み、倦怠感、リンパ節腫脹

先天性CMVで生まれた赤ちゃんは、以下のような一時的な症状が現れることがあります。

  • 肝臓・脾臓・肺の機能障害
  • 黄疸
  • 紫色の斑点状皮疹
  • 低体重・小体格
  • けいれん

感染経路

CMVは唾液、尿、血液、母乳、涙、精液、膣分泌液などの体液と密接に接触することで感染します。ウイルスは一度感染すると生涯体内に潜伏しますが、妊娠中に初感染した母親から胎児への垂直感染リスクが最も高く、CDCのデータでは約33%のケースで母子感染が確認されています。

治療

健康な成人や妊娠中の女性に対しては特別な治療は推奨されていません。免疫抑制状態にある人や重症例の赤ちゃんには、抗ウイルス薬(ガンシクロビルなど)が使用されることがあります。

予防策

妊娠中の女性は以下の対策でCMV感染リスクを低減できます。

  • 石鹸と流水でこまめに手を洗う
  • 特におむつ交換やおしり拭きの後は徹底的に手洗い
  • 幼児の鼻水や唾液との直接接触を避ける

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