鳥インフルエンザ(鳥インフルエンザウイルス)について
感染経路
- 鳥インフルエンザは感染した鳥の鼻汁、糞、唾液などの体液を介して、鳥から鳥へ、または鳥から人へ感染します。汚染された表面に触れた場合も感染のリスクがあります。人から人への感染は極めて稀で、報告されたケースはごくわずかです。ほとんどのヒト感染は家禽との接触が原因です。
症状
- 症状は他のインフルエンザと類似し、発熱、頭痛、筋肉痛、寒気が主な症状です。喉の痛みや咳、結膜炎が現れることもあります。重症例では肺炎や急性呼吸窮迫症候群など、深刻な呼吸器症状を引き起こすことがあります。
診断
- 症状だけでは他のインフルエンザと区別できないため、呼吸器分泌物を採取し、検査機関でウイルスの有無を確認する必要があります。
治療
- ウイルス性疾患であるため抗生物質は効果がありませんが、抗ウイルス薬(例:レレンザ、タミフル)は発症後48時間以内に投与すれば効果が期待できます。重症例では入院し、集中治療が必要となります。
予防
- 鳥インフルエンザ用ワクチンは存在しますが、ヒトへのリスクが低いため一般には供給されていません。感染拡大時には使用が検討されます。日常的な予防策として、石鹸と温水でのこまめな手洗いなどの衛生管理が重要です。感染地域へ旅行する際は、屋外市場や家禽との接触を避けるなどの追加対策が推奨されます。
