ヒトパピローマウイルス(HPV)治療と予防
HPVによるイボの治療
HPVの1〜6型が原因の性器イボは自然に消えることが多いですが、見た目が気になる場合は医療機関で除去が可能です。凍結療法(クライオセラピー)、電気焼灼(エレクトロカウタリー)、トリクロロ酢酸処置、外科的切除、レーザー手術などが一般的です。また、医師の処方によりイミキモド(商品名:アルダーラ)やポディフォロックス(商品名:コンディロックス)といった外用薬が使用されます。イボが前がん性と判断された場合は除去が推奨されます。
性器イボがなくても、HPVは性的接触で感染し続けます。CDCによれば、HPV感染者のうちイボが見られるのは約1%に過ぎません。
HPV関連がんの治療
子宮頸がんや肛門がんなどHPV関連がんの主な治療は手術、放射線療法、化学療法です。最も効果的な対策は早期発見と予防です。女性は定期的なパップ検査で子宮頸部の異常を早期に検出し、がんになる前に対応できます。HPV関連がんは子宮頸がんが最も多いですが、陰茎、肛門、外陰、膣でも発生します。
HPV予防とワクチン接種
HPV感染は非常に一般的であるため、予防が最善の策です。4種類のHPV(16, 18, 6, 11)に対するワクチンは、性器イボや子宮頸がんのリスクを大幅に減少させます。CDCは11〜12歳の女子への接種を推奨していますが、26歳未満の未接種女性にも適用できます。現在、男性用のワクチンは承認されていません。
完全に感染を防ぐには、性行為を控えるか、パートナーが常にコンドームを使用し、モノガミー(一夫一婦制)を守ることが重要です。コンドームは感染リスクを大幅に減らしますが、100%防げるわけではありません。
