帯状疱疹の診断と特徴

水痘既往歴の確認

帯状疱疹は水痘ウイルス(VZV)が体内の神経節に潜伏した状態で、過去に水痘にかかったことがある人だけが発症します。成人が初めてVZVに感染すると水痘になり、帯状疱疹にはなりません。1歳未満で水痘にかかった子どもでも、後に帯状疱疹を起こすことがあります。


片側の疼痛

最初の症状は、ウイルスが潜伏していた神経の走行に沿った体の片側だけの鋭い痛みです。痛みは非常に強く、発疹が治まっても数週間から数か月続くことがあります(帯状疱疹後神経痛)。


発疹と水疱

疼痛に続いて、神経走行に沿った赤い発疹と水疱が出現します。主に体幹部や臀部に現れますが、他の部位に出ることもあります。帯状疱疹の発疹は水痘に比べて痛みが強く、かゆみは少ないのが特徴です。


ラムゼイ・ハント症候群

VZVが顔面神経に再活性化すると、ラムゼイ・ハント症候群を起こします。激しい顔面痛や顔面筋の麻痺、聴覚障害を伴うことがあり、場合によっては永続的な障害が残ります。


診断の確定

臨床症状だけでも帯状疱疹と診断できますが、確定診断のために水痘ウイルスの細胞培養やPCR検査を行うことがあります。

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