成人における溶連菌感染の症状と合併症
概要
溶連菌(Streptococcus)による感染は、子どもだけでなく成人でも起こります。喉の痛みだけでなく、腹部や泌尿器系、さらには敗血症まで様々な合併症を引き起こすことがあります。
感染の確認
溶連菌は喉だけでなく、腸管、直腸、膀胱、その他の腹部臓器にも存在します。症状は子どもと同様ですが、成人では合併症が比較的軽いことが多いです。
溶連菌性咽頭炎(いわゆる「喉の溶連菌」)
喉の赤みと白い膿性斑点が典型的です。扁桃がある場合は白い膿が付着し、嚥下が困難になります。首のリンパ節が腫れることもあります。成人では無症状のまま自然に治ることもあります。
腹部症状
発熱、呼吸困難、食欲不振、腹痛などが現れます。重症例では皮膚の紅斑、関節痛、悪心が見られることがあります。これらは稀ですが、早期に医師の診察を受けるべきです。
妊娠中の感染
妊婦は溶連菌感染のリスクが高く、尿路感染を起こすことがあります。発熱や腹痛を伴い、子宮内膜の炎症につながることもあるため、速やかな治療が必要です。
敗血症
米国メイヨークリニックによると、毎年約20万人が敗血症で死亡しています。敗血症は血流に細菌が侵入することで起こり、溶連菌感染が原因になることがあります。主な症状は発熱、頻脈、呼吸困難で、血圧低下によるショック(敗血症性ショック)に至ると致命的です。死亡率は約25%です。
