Haemophilus influenzae(インフルエンザ菌)の主な症状と感染部位
Haemophilus influenzae(インフルエンザ菌)は、乳幼児から思春期までの子どもに感染しやすい細菌です。主に目、耳、鼻副鼻腔を侵し、場合によっては喉頭蓋や脳膜まで波及します。ワクチン接種により、特にH. influenzae type b(Hib)の重症感染は極めて稀になっていますが、感染した場合は速やかな診断と治療が必要です。
中耳炎(Otitis Media)
中耳炎は最も一般的な症状のひとつで、以下のような症状が現れます。
- イライラ感、睡眠障害
- 発熱、耳の痛み、耳からの分泌物
- 平衡感覚の障害、難聴
- 吐き気・嘔吐、下痢、食欲不振
- 鼻づまり
副鼻腔炎(Sinusitis)
副鼻腔炎は鼻の奥にある副鼻腔が感染する状態です。
- 5歳以下の小児:咳、鼻水、目の周りの腫れ
- それ以上の子ども:鼻水、発熱、喉の痛み、咳、目の周りの腫れ、顔面痛、頭痛、口臭
結膜炎(Conjunctivitis)
結膜炎は目の表面を覆う結膜が炎症を起こす疾患です。
- 眼の腫れ、灼熱感、充血、分泌物、光に対する過敏感
喉頭蓋炎(Epiglottitis)
喉頭蓋炎は嚥下時に喉頭を保護する喉頭蓋部が感染する重篤な疾患です。
- 初期:上気道感染様症状、喉の痛み、発熱
- 進行すると:よだれが止まらない、声が出ない、前屈姿勢で呼吸、口を大きく開けた状態
髄膜炎(Meningitis)
髄膜炎は脳と脊髄を覆う膜が感染する状態です。
- 乳児:行動変化、睡眠過多、食欲低下、激しい泣き止まない、抱っこすると泣く、頭部の柔らかい部分が膨らむ
- 1歳以上の子ども:頭痛、首の硬直、首や背中の痛み、吐き気・嘔吐
上記の症状がみられた場合は、早めに小児科や耳鼻咽喉科を受診し、適切な抗菌薬治療を受けることが重要です。
