ダニ除去と咬傷ケアの手順

はじめに

ダニは血液を吸う寄生虫で、刺された際に唾液を体内に注入します。これにより、ライム病、ロッキー山斑点熱、再燃熱、ツラレミア、ダニ麻痺、バベシア症などの深刻な感染症を引き起こすことがあります。ダニに刺されないようにするには、森林や草地、茂みを避け、明るい色の長袖・長ズボンを着用し、ダニ忌避剤を使用するなどの予防策が有効です。万が一ダニが付着した場合、米国疾病予防管理センター(CDC)は以下の除去手順とケアを推奨しています。

必要なもの

  • ラバーハンドグローブ(使い捨て)
  • 消毒用アルコール
  • 綿球
  • 先が細いピンセット
  • ぬるま湯
  • 石鹸
  • 氷嚢(アイスパック)
  • 消毒剤
  • 局所麻酔薬
  • ジフェンヒドラミン製剤(かゆみ止め)
  • ベナドリル(抗ヒスタミン薬)
  • 抗生物質クリーム

手順

  1. ラバーハンドグローブを装着し、手を清潔に保ちます。黒い点(ピンの先ほどの大きさ以上)を中心に赤く盛り上がった腫れがある部位を確認し、ダニの可能性があるか判断します。綿球にアルコールを含ませ、患部を拭いて消毒します。

  2. 先が細いピンセットでダニの体をできるだけ皮膚に近い位置でしっかり掴みます。ねじったり急に引っ張ったりせず、まっすぐ上向きに一定の力で引き抜きます。もし頭部や口器が皮膚に残った場合は、同じくピンセットで取り除きます。除去したダニはトイレに流してください。

  3. 手袋を外し、手と咬まれた部位をぬるま湯と石鹸で洗浄します。氷嚢を15分間当てて腫れと痛みを軽減し、消毒剤で再度消毒します。痛みが強い場合は局所麻酔薬を塗布します。咬傷の日付をメモしておくと、医師が後の診断に役立ちます。感染や腫れの有無を観察してください。

  4. かゆみが出た場合はジフェンヒドラミン入りの市販薬を塗布するか、経口抗ヒスタミン薬(ベナドリル等)を服用します。患部は清潔に保ち、抗生物質クリームを1日2回塗ります。発熱や発疹が現れたら速やかに医療機関を受診してください。

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