スカウティングでの2種類の外傷とその対処法
スカウティングでは、野外での怪我を迅速に処置することが生死を分けます。ここでは、皮膚が破れる開放創と、皮膚が破れない内部損傷の2タイプに分けて、止血・洗浄・包帯の基本手順と、骨折・咬傷への対応方法を解説します。
止血
出血している開放創はまず圧迫して止血します。血を吸収し保持できる布(破れたシャツ、タオル、綿パッド、救急キットの包帯など)で傷口をしっかり押さえましょう。止血が完了したら次の処置に移ります。
創傷の洗浄
止血ができたら傷を清潔にします。可能ならアルコールや消毒クリームで拭き、無い場合は清潔な水と布で洗い流します。汚れをできるだけ除去し、再度少量の出血があれば再び圧迫して止めます。
創傷の包帯
洗浄後は布で傷を覆い、しっかりと巻きます。野外では病院がすぐに利用できないため、しっかりした包帯は出血と感染の予防に重要です。数時間以上病院に行けない場合は、1〜2時間ごとに包帯を外して再度洗浄・包帯し直すと感染リスクを減らせます。
骨折
骨折した場合は、整復の知識がある人だけが処置を行うべきです。適切な人がいなければ無理に動かさず、傷部の長さに合わせた棒(枝など)を布やロープで固定し、動きを最小限に抑えます。できるだけ早く医師の診察を受け、正しい固定と治療を行いましょう。
咬傷
動物に咬まれた場合も開放創と同様に止血・洗浄・包帯を行います。5時間以内に医療機関が受診できない場合は抗生物質が必要です。到着後は狂犬病の検査・予防接種を受けることを忘れずに。
