高齢者の皮膚裂傷(スキンティア)ケアガイド
概要
スキンティア(皮膚裂傷)とは、真皮と表皮が分離してできる傷です。加齢に伴い皮膚は薄くなり、弾力が低下するため、特に手や腕に裂傷が起きやすくなります。適切なドレッシングと予防策で、裂傷の悪化や感染を防げます。
予防のポイント
高齢者には、長袖の着用やテープではなく伸縮性ネットで包帯を固定するなど、皮膚への負担を減らす工夫が有効です。
必要なもの
- イオン銀パウダー
- ビタミンCまたはブドウ種子エキス配合の保湿剤
- ハイドロゲルシート(粘着剤不使用)
- エラスティックネットドレッシング
ケア手順
イオン銀パウダーを傷口に振りかけます。抗菌作用で感染を防ぎます。
傷の周囲の皮膚に、ビタミンCまたはブドウ種子エキス入り保湿剤を塗布します。傷口には直接塗らないようにしてください。皮膚を強化し、再発を防ぎます。
ハイドロゲルシートを傷口にあてます。クッション性があり、粘着剤が付いていないため皮膚への刺激が少ないです。
エラスティックネットドレッシングでハイドロゲルシートを固定します。テープを使用しないため、取り外し時の皮膚裂傷リスクが低減します。
毎日新しいハイドロゲルシートに交換し、傷が完全に治るまで同様の手順を繰り返します。
注意点
傷口が赤く腫れる、膿が出るなど感染の兆候が見られた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
