裂傷した痔核の治療法
即時処置
- 裂傷ができた場合、止血と感染防止のために焼灼(銀硝酸、電気外科、レーザーなど)を行います。短時間で傷口を閉じ、新しい組織の再生を促します。
医療的処置
- 裂傷した痔核は痛みと感染リスクが高まります。最も効果的で侵襲が少ない方法はゴムバンド結紮です。痔核の根元に小さなゴムバンドを1〜2本装着し、血流を遮断して約2週間で自然に落脱します。装着後2〜4日で軽い出血が起こることがありますが、通常は問題ありません。
- 他の選択肢としては、硬化療法(化学薬剤注入)やレーザー凝固があります。硬化療法は痔核を縮小させ、レーザー凝固は内部の血液を固めて痔核を萎縮させます。ゴムバンド結紮は再発率が最も低いとされています。
外科的治療
- 大きく裂傷した痔核は外科的切除が必要になることがあります。全身麻酔下で外来手術または入院手術として行われますが、侵襲が大きく合併症リスクも高く、肛門括約筋や膀胱機能に一時的な影響を与えることがあります。稀に長期的・永久的な障害が残ることもあります。
- 単純な裂傷の場合は、側方部分内括約筋切開(部分内括約筋切開術)で肛門筋の一部を切除し、痛みと痙攣を軽減して治癒を促すことができます。
- 裂傷した痔核でお悩みの方は、症状や状態に合わせた最適な治療法を提案できる専門医に相談してください。
