頭蓋内損傷とは? 原因・症状・診断・治療と生存率
頭蓋内損傷(intracranial injury)は、外部からの衝撃や貫通により脳の内部が損傷する状態を指します。開放性頭部外傷や外傷性脳損傷とも呼ばれ、腫脹・出血・後遺症・死亡に至ることがあります。
種類
- 開放性頭部外傷は、特定の脳組織が直接損傷します。高速で貫通する弾丸などの高エネルギー外傷は、ナイフなど低速の刺傷よりも重篤な損傷を引き起こします。
原因
- 頭蓋骨骨折が最も一般的な原因です。骨折片が脳に突き刺さることで損傷が生じます。頭部への衝撃、交通事故、転倒、スポーツ中の衝突などが原因となります。
症状
- 重度の外傷性脳損傷では嘔吐、痙攣、昏睡、瞳孔散大、構音障害、四肢の麻痺や感覚異常、意識混濁などが見られます。頭部から大量出血することもあります。
診断
- 脳損傷は不可逆的であるため、X線やCTスキャンで骨折や出血の有無を確認します。酸素供給や血流・血圧の管理も同時に行い、二次的な損傷を防ぎます。
治療
- 血管破裂や脳挫傷の修復には外科手術が必要です。生存した患者は、理学療法・作業療法・言語療法など多面的なリハビリテーションを受けます。
生存率・予後
- 重度の開放性頭部外傷は致命的になることが多く、救急搬送前に死亡するケースも少なくありません。生存した場合でも、損傷部位に応じて重度の障害が残る可能性があります。
