長年続くしゃっくりを治す方法

はじめに

しゃっくり(医学的にはシングルトス)は、横隔膜が不随意に収縮し、急激に息を吸い込むことで起こります。その際、声帯が閉じるため「ヒック」という音が生じます。多くの場合は自然に止まりますが、数日以上続く慢性的なしゃっくりに悩む人もいます。

自宅でできる対処法

  1. 水を布で飲む

    ぬるま湯をグラスの縁まで注ぎ、清潔な布で覆います。その布を通して水を飲み込むと、横隔膜の刺激が和らぎます。

  2. 砂糖を舐める

    大さじ1杯程度の砂糖を舌に乗せ、口の中で溶かすまで待ちます。甘味が神経を刺激し、しゃっくりが止まることがあります。

  3. 柑橘類を摂取する

    レモンやオレンジをそのまま食べる、または苦味のあるレモンを舐めると、酸味が横隔膜をリセットします。

  4. 紙袋で呼吸法

    紙袋を鼻と口にかぶせ、口からゆっくりと5回呼吸します。二酸化炭素濃度が上がり、横隔膜の痙攣が抑えられます。

  5. 前屈姿勢で呼吸を整える

    背もたれのある椅子に座り、背筋を伸ばして前かがみになります。腕を胸の前で組み、体をできるだけ前に倒します。その状態で息を吐き出すように腕を締め、息を止めて10秒ほどキープします。これを5回繰り返し、最後にゆっくりと座位に戻します。

医師の診察が必要なとき

しゃっくりが48時間以上続く、呼吸や食事に支障が出る場合は速やかに医師を受診してください。

医療機関での治療法

  • 薬物療法:バクロフェン、クロルプロマジン、ハロペリドール、抗けいれん薬などが有効とされています。
  • 頸動脈洞マッサージ:顎のすぐ下にある頸動脈洞を医師が刺激することで、しゃっくりが止まることがあります。自己施術は危険ですので、必ず専門医に依頼してください。
  • 経鼻胃管挿入:細い柔軟なチューブを鼻から胃へ挿入し、胃内圧を下げることでしゃっくりを止めます。効果が確認できればすぐに抜去します。

まとめ

多くの人は自宅での簡単な方法でしゃっくりを止められますが、長期間続く場合は医師の診断と適切な治療が必要です。症状が重いときは早めに受診しましょう。

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