HMMWVAによる顔・口腔外傷の航空機乗客の治療手順

一次評価(ABC)

・気道確保と頸椎安定性を確認する。

・気道閉塞がある場合は、頸椎を固定したまま顎上げ(ジャウスラスト)または顎引き(チンリフト)を行う。

・それでも閉塞が続く場合は、緊急甲状軟骨切開(クルックサイロイドトミー)を実施する。

・非再呼吸マスクで酸素吸入を開始し、必要に応じて陽圧換気を行う。

・呼吸状態を評価し、必要なら陽圧換気を開始する。

・循環状態を評価し、重度出血があれば止血する。

・大型静脈路を2本確保し、温めた輸液を投与する。

二次評価

・顔面外傷の範囲を評価し、口腔内に異物や脱臼・骨折した歯がないか確認する。

・頸椎X線撮影が完了しクリアになるまで頸椎固定を継続する。

・意識レベル(GCS)、瞳孔反応、運動・感覚機能を含む詳細な神経学的評価を行う。

三次評価

・外傷の機序と既往歴を聴取する。

・顔面・口腔・頸部を中心に全身の理学的検査を徹底する。

・必要に応じて顔面X線、パノレックス(歯科全景X線)やCTスキャンなど画像診断を実施する。

・顎顔面外科医・歯科医師と連携し、外傷や歯の修復、神経・眼科的合併症の有無について専門的意見を求める。

最終的な治療(Definitive Care)

・疼痛管理のため適切な鎮痛薬を投与する。

・感染予防のため必要に応じて抗生物質を投与する。

・顎顔面外科医の指示のもと、外科的修復を行う。

・心理的サポートやカウンセリングが必要な場合は提供する。

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