開いた傷の洗浄に適したものは何ですか?
開放創の処置は、まず出血を止め、傷を安定させることが基本です。その後、感染を防ぐために傷口を洗浄します。本稿では、生命に関わらない浅い開放創を対象とし、医療従事者以外が実施できる洗浄方法を紹介します。
石鹸と水
水だけで洗浄すると血液が薄まり、再出血の原因になることがあります。出血を止めた後、軽く石鹸を加えたぬるま湯で傷口を優しく洗い流すと、一時的に汚れを除去できます。
生理食塩水
生理食塩水は体液と同等の塩分濃度を持ち、浸透圧により細菌の水分を奪って死滅させます。医師の指導のもとで使用するのが望ましく、傷口を直接洗浄する際に有効です。
抗菌洗浄剤
抗菌と表記される製品は、主に消毒作用のある防腐剤(アルコール、過酸化水素、ホウ酸など)を含みます。濃度が高いと組織を傷つけるため、市販の抗菌石鹸や希釈された抗菌液を使用してください。香料や刺激の強い成分が入っていないものを選び、粘度のあるジェル状のものは出血を抑える効果も期待できます。
