膝の水分貯留(関節液)を和らげる方法
膝の水分貯留とは
膝関節の周囲に過剰な液体がたまる状態を「膝の水分貯留」または「関節水」と呼びます。体重をかけると痛みやこわばり、腫れを感じ、外傷が原因の場合は内出血が見られることもあります。過去の膝の外傷、疾患、過度の使用などが主な原因です。
自己管理でできる対処法
- 安静と冷却:腫れや痛みがあるときは、体重をかける歩行やスポーツを避け、安静にします。氷嚢や冷凍野菜、冷たいタオルを15〜20分間、2〜4時間ごとに膝に当て、心臓より高く上げて休ませます。
- 鎮痛・抗炎症薬の使用:イブプロフェン(例:モトリン、アドビル)やアセトアミノフェン(例:タイレノール)で痛みや炎症を和らげます。
- 太もも・ハムストリングスの筋力トレーニング:軽いストレッチや筋力強化運動で膝周囲のサポートを向上させます。過体重の場合は体重減少も効果的です。
医療機関での対応
- 症状が改善しない、膝が熱くなる・赤くなる、外傷が疑われる場合は医師の診察を受けます。必要に応じて関節液の穿刺で液体を除去し、ステロイド注射で炎症を抑えることがあります。
- 感染が疑われる場合は抗生物質が処方されます。
- 関節鏡手術で損傷組織の修復や除去が行われることもあります。
- 痛風や偽痛風など結晶沈着性疾患が原因の場合は、アロプリノールやプロベネシドなどの薬で再発を防ぎます。
- 変形性膝関節症が進行し、体重をかけられなくなった場合は人工膝関節置換術が検討されます。
