CTR手術後に尺骨神経が損傷した場合の症状と対処法
尺骨神経は小指と薬指の一部の感覚を司り、指の細かな動きを制御する小手筋を支配しています。CTR(手根管開放)手術後にこの神経が損傷すると、以下のような症状が現れます。
主な症状
1. 感覚障害
小指および薬指の一部に麻痺、しびれ、チクチク感が生じ、感覚が低下します。
2. 筋力低下
尺骨神経が支配する手の小筋が弱くなり、指を広げる、ピンチする、握りこむといった動作が困難になります。
3. 爪形手(クロー・ハンド)変形
長期間にわたって筋力低下が続くと、手指が掌側に巻き込まれた「爪形手」になることがあります。
4. 痛み
手首や手全体に疼痛が出ることもあります。
対処と治療
症状の程度は神経損傷の位置や範囲により異なります。手術直後に上記の症状が認められた場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。治療法としては、スプリントによる固定、理学療法、症状が重い場合は神経再建手術などが選択されます。
