幼児の歯のトラブルと対策
砂糖が多い飲料や指しゃぶり、就寝時の授乳、口腔衛生の不備は、幼児の歯のトラブルの主な原因です。放置すると高額で痛みを伴う治療が必要になることがあります。米国歯科医師会によると、子どもは3歳までに乳歯がすべて生え揃います。親が早期に問題を見つけ、予防策を講じることが重要です。
早期幼児期う蝕(ECC)
乳児期のむし歯は、口内の細菌が増えることで起こります。甘い飲食物の頻繁な摂取や、成人からの唾液の共有はリスクを高めます。前歯に白い斑点が現れたら、むし歯の初期サインです。対策として、毎日の歯磨き、食間の水分補給、食事時は自分のスプーンやコップを使わせることが有効です。また、1歳からは年1回の歯科検診を受けさせましょう。
噛み合わせ不正(不正咬合)
上下顎の発育が不均衡になると、出っ歯や受け口などの噛み合わせ不正が起こります。矯正には数年かかることもあり、場合によっては外科手術が必要です。予防策として、乳児期はできるだけ早く哺乳瓶を離れ、カップへ切り替えることが重要です。指しゃぶりやおしゃぶりは、3歳以降はやめさせましょう。食事中に顎に痛みを感じたり、口呼吸が続く場合は歯科医を受診してください。
歯の変色
病気や特定の健康状態が原因で歯が変色することがありますが、ブラッシングが不十分だったり、フッ素を過剰に摂取したりすることでも変色が起こります。灰色・茶色・白色の斑点が見られたら、早めに歯科医に相談しましょう。2歳まではフッ素不使用の歯磨き粉を使い、飲み込んでも安全なものを選びます。2歳を過ぎたら、通常のフッ素入り歯磨き粉へ切り替えても問題ありません。
適切な口腔ケアと定期的な歯科検診で、幼児期の歯のトラブルは大幅に減らすことができます。親子で楽しく歯を守りましょう。
