歯の隙間(ディアステマ)の原因は?

ディアステマ(歯列間隙)とは

ディアステマは、上顎前歯(切歯)の間に隙間ができる状態を指します。子どもに多く見られますが、大人でも発生することがあります。主な原因は、顎と歯のサイズのバランスが崩れることです。唇の小帯(リップフレニュラム)が引っ張られると、前歯が離れて隙間ができることもあります。

子どものディアステマ

ディアステマは子どもに非常に一般的です。5歳児の最大97%、6~8歳児の約50%が何らかの隙間を持っています。多くは成長とともに自然に閉じますが、見た目や発音、顔のバランスに影響を与えることがあります。

子どものディアステマの原因

  • 8歳頃になると、まだ生えていない側切歯が発育し、既に生えている切歯の根に押し付けます。この圧力で中切歯が離れ、隙間が生じます。上顎の側切歯が生えてくると、約12歳頃に隙間は自然に閉じます。

  • 側切歯が小さい、または上顎前歯が前突(オーバージェット)している場合も、歯が離れやすくなります。舌が大きい(巨舌)と舌が前に押し出し、切歯が前に出て隙間ができることがあります。

  • ホルモンバランスの乱れで顎が大きくなると、歯のサイズに対して余裕ができ、隙間ができやすくなります。また、歯が側方に過度に傾く(遠心冠傾斜)と、中央切歯間に小さな隙間が生じます。

ディアステマを引き起こす習慣

  • 下唇を噛む、唇がたるむと上前歯が前に出やすくなり、隙間ができることがあります。舌を歯の間に突き出す癖や、舌を不自然に押し付ける癖も切歯の位置に悪影響を与えます。

成人のディアステマ

  • 成人でも切歯間に隙間ができることがあります。主な原因は歯槽骨の吸収による歯の移動で、これは歯周病が関与することが多いです。また、切歯自体が小さい場合も隙間が目立ちます。研究では、ディアステマを持つ成人の切歯は上顎歯全体の約77.2%のサイズであることが示されています。

治療法

  • 一般的な治療は、矯正歯科による歯列の調整です。切歯を互いに近づけることで隙間を閉じ、前突も矯正します。矯正以外の審美的解決策としては、人工素材(コンポジットレジンやベニア)で隙間を埋める、または前歯を大きく見せる方法があります。

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