概要

歯ぎしり(ブラキシズム)に悩んでいる人は、無意識に歯をすり合わせたり締め付けたりします。多くは睡眠中に起こり、本人は気付かず、隣で寝ている人に指摘されることが多いです。歯を守りつつ、歯ぎしりの音を抑えるには、歯に合わせたマウスガードの使用が効果的です。

1. マウスガードの役割

  • 主に上顎に装着し、上顎と下顎の歯が直接接触しないようにします。
  • 歯ぎしり自体を治すわけではありませんが、歯の摩耗や割れを防ぎ、長期的な損傷を抑制します。

2. 種類と特徴

  • 市販の汎用タイプ:スポーツ用品店やデパートで安価に購入できますが、フィット感が不十分なことが多く、十分な保護が期待できません。
  • 加熱成形タイプ(Boil‑and‑Bite):熱湯で柔らかくした後、口の中で指や舌で形を整えます。市販品の中では比較的フィット感が向上しますが、個人差があります。
  • オーダーメイドタイプ:歯科医や歯科技工所で個々の歯形に合わせて作製。最も快適で、保護性能も高く、長期間の使用に適しています。

3. 使用上の留意点

  • ストレスや精神的な緊張が原因で歯ぎしりが起きやすくなります。睡眠中に体が緊張を解放しようとする結果、無意識に歯を噛み締めることがあります。

4. 歯ぎしりがもたらす影響

  • 頭痛、耳の痛み、歯痛、顔面筋や顎関節の痛みを引き起こすことがあります。
  • 歯の緩み、ひび割れ、破折が生じ、エナメル質がすり減ると、温度変化や圧力に対して過敏になります。

5. マウスガードのメンテナンス

  • 使用前に歯をきれいにブラッシングし、フロスで歯間の汚れを除去します。
  • 使用後はぬるま湯と中性洗剤で軽く洗い、乾燥させます。熱や直射日光にさらすと変形・劣化するため、車内や日光の当たる場所に保管しないでください。
  • 形が崩れた場合は自己修正せず、必ず歯科医に相談してください。