歯科ブリッジが故障する主な原因とは
ブリッジの基本情報
現在、歯科医院で作製される鋳造ブリッジにはさまざまなタイプがあり、失敗しやすいものもあります。最も一般的なのは、3本以上のユニットで構成され、支台歯(隣接歯)にクラウンを被せ、間に人工歯(ポンティック)をはんだ付けした「トゥースブリッジ」です。片側だけに人工歯が付く「カンチレバー」ブリッジや、最小限の歯削だけで作製できる「メリーランド」ブリッジもあります。メリーランドブリッジは金属製のウィングで支台歯の裏側に接着し、ポンティックをはんだ付けします。
マージンと虫歯
マージンとは、ブリッジのクラウンと支台歯が接する部分を指します。エクスプローラでマージンを確認したとき、隙間がなく探針がクラウンの下に入らないことが理想です。隙間があると、虫歯がマージン下に進行しやすくなります。ブリッジ周辺はプラークがたまりやすいため、日常的な口腔衛生が特に重要です。歯磨きを強くしすぎると、歯茎が後退しマージンの黒線が目立ち、審美的にも問題が生じます。
不適切なセメント固着・接着
ブリッジやメリーランドブリッジを固定する際は、できるだけ乾燥した状態で作業する必要があります。唾液が付着すると、特にメリーランドブリッジの接着力が低下し、短期間で外れることがあります。支台歯のクラウンをセメントで固定する場合も、唾液が混入するとセメントが劣化し、ブリッジが脱落します。こうした場合は、ブリッジ自体を作り直す必要はなく、再セメントや再接着で対処できます。
口腔衛生の不備
口腔衛生が不十分だと、虫歯や歯周病が進行し、ブリッジの支台歯が失われやすくなります。歯周病は特に危険で、歯や骨が失われるとブリッジは元に戻せません。虫歯は修復可能ですが、歯周病による骨の喪失は修復が困難です。ブリッジの長期的な維持には、日々の正しい歯磨きと定期的な歯科受診が不可欠です。
