歯科インプラントによる欠損歯の軟部組織不足への対処法
欠損歯のための歯科インプラント
米国口腔顎顔面外科医会によれば、歯科インプラントは失われた歯を置換する最も有力な治療法です。取り外し可能な義歯や固定ブリッジに比べ、長期的に安定した機能を提供します。インプラント手術の前に、歯肉ラインを均一に保つための軟部組織の処置が必要なことがあります。
インプラントの構造と手順
インプラントはチタン製のスクリュー形状で、顎骨に埋め込まれます。埋込後2〜6か月で骨と結合し、その間は仮の義歯を装着します。骨と結合したら、上部構造(アバットメント)を取り付け、さらに数週間の治癒期間を経て、クラウンを装着し自然な歯の外観と機能を再現します。アバットメントがあらかじめ取り付けられたインプラントもあり、その場合は最終的なクラウン装着のみで済みます。
全歯または多数の歯を置換する場合、インプラント上に義歯の歯肉部分に相当する連結装置を取り付け、安定性を高めます。
歯肉移植(ガム・グラフト)
歯肉が不足していると、インプラントの固定や咀嚼機能に支障が出ます。また、歯肉は有害菌の侵入を防ぎ、感染リスクを低減します。そのため、十分な歯肉組織がない患者は歯肉移植が推奨されます。
移植材料は患者自身の口蓋粘膜から採取することもありますが、近年はドナー組織の「Alloderm」などが主に使用されます。外科医は移植片を縫合し、術後1週間程度でほとんどの患者が痛みなく回復します。
