部分義歯(部分入れ歯)の概要と選び方
概要
部分義歯は、欠損した天然歯を補う装置です。完全義歯と異なり、残っている歯を抜く必要はありません。永久タイプ(インプラント)と取り外し可能タイプの2種類があり、製作期間は約4週間と比較的短く済みます。
永久タイプ(インプラント)
手術の流れ
インプラントは外科手術が必要です。歯科医が顎骨に金属製のポスト(インプラント体)を埋め込み、6〜12週間の間に骨と結合(オッセオインテグレーション)させます。結合が完了したら、インプラントに小さなアバットメントを取り付け、そこに人工歯冠を装着します。治療開始前に口腔内の印象を取り、最適な位置と本数を計画します。
インプラントのメリット
- 永久的に固定され、自然な見た目と咬合感覚が得られる。
- 取り外し可能義歯のようにずれる心配がなく、接着剤も不要。
- 骨と結合するため抜け落ちることがなく、成功率は約98%と高い(WebMD)。
取り外し可能タイプ
特徴
欠損本数が少ない場合に適しています。プラスチック製の歯と歯肉色の樹脂を金属フレームに固定し、両端に自然歯を掴む金属クラスプで留めます。内部クラスプで固定する「精密部分義歯」もあり、外観がより自然です。
メリット
- 必要に応じて簡単に取り外しでき、食事や口腔ケアが楽。
- 精密部分義歯はクラスプが見えにくく、見た目が自然。
- 咬合時に圧力が均等に分散され、残存歯への負担が軽減。
- 新たに欠損した歯が出ても、既存の義歯に追加できる。
留意点
- 金属クラスプが見えるため、審美面ではインプラントに劣る。
- 精密部分義歯は調整が難しく、専門技術が必要。
- インプラントは手術後に腫れや痛みが出ることがあり、術後は柔らかい食事が推奨される。
