骨髄炎の検査と診断方法
罹患しやすい人
誰でも骨髄炎になる可能性がありますが、事故や外傷が多い若年層で特に多く見られます。子供では足や腕の大腿骨・上腕骨が外傷(骨折、切り傷、擦り傷)により感染しやすいです。高齢者は糖尿病や動脈硬化による血行不良が二次的に感染を招きやすく、手術後の創部から細菌が骨に侵入することでも発症します。歯科手術や骨折治療の手術もリスク要因です。
主な原因菌:ブドウ球菌
骨髄炎の大半は黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)によるものですが、他の細菌や真菌が原因になることもあります。
主な症状
患部が熱を持ち、皮膚が赤く腫れることがあります。強い骨の痛み、発熱、吐き気、倦怠感もみられます。創部が治りにくく、膿が排出される場合は重要なサインです。
細菌培養検査
治りにくい感染が疑われる場合は、医師が創部から膿を採取し、培養検査で黄色ブドウ球菌などの病原体を特定します。
画像診断
血液検査で炎症マーカーを確認するだけでなく、X線、CT、MRIなどで骨組織の感染状態を評価します。これにより、軟部組織と骨のどちらが感染しているかを判断できます。
骨生検
必要に応じて骨の一部を採取し、培養検査を行います。感染菌の正確な同定により、最適な抗生物質治療が選択できます。
治療法
早期に診断できれば、抗生物質で治癒が期待できます。治療期間は通常4〜8週間と長く、感染が骨内に残らないよう徹底します。抗生物質が効果を示さない場合は、感染部位の外科的除去が必要になることがあります。
