標準義歯

標準義歯は、すでにすべての歯を失っている患者さん向けの、最もシンプルで費用が抑えられる治療です。上顎義歯は、歯の上部と口蓋の上にピンク色のベースがあり、そこに人工歯が装着されます。上顎義歯の後端は硬口蓋の終端直前で止まりますが、嘔吐反射が強い場合はアーチ形状で短めに作られます。吸引力で上顎義歯は保持されます。初めの24時間は口内に異物があると感じ、唾液が増えて違和感が出ることがあります。装着には通常、4回の通院が必要です。

即時義歯(仮義歯)

即時義歯(仮義歯)は、歯を抜く前に作成し、抜歯後すぐに装着するタイプです。抜歯後の出血を抑え、固形食の摂取や会話を自然に行えるようサポートします。永久義歯が完成するまでの過渡期に使用されます。

Cu‑Sil義歯

Cu‑Sil義歯は、残存する自然歯を保持しながら、義歯に小さな穴を設けてその歯が突き出す形状です。シリコンゴムが穴の周囲を包み込み、自然歯をしっかりホールドします。1本だけでも健康な歯が残っている場合に適し、安定性が向上します。

オーバーデンチャー

オーバーデンチャーは、自然歯や根管治療後の歯根の上に装着する取り外し可能な義歯です。歯根が健康であれば、歯肉上部で切り取ってステムを残し、その上に義歯を乗せます。標準義歯に比べて安定性が高く、咀嚼力が向上します。

インプラント支持義歯

フルインプラントは費用が高額なため、数本のインプラントだけを埋め込み、義歯をインプラントに固定して安定性を高める方法があります。チタン製のスクリューを骨に埋め込み、数か月後に骨と結合したら、スクリュー上にロッドを取り付け、義歯をロッドに装着します。

ミニインプラント支持義歯

ミニインプラントは、一本あたり一本の爪楊枝ほどの細さのインプラントで、主に下顎義歯の安定化に使用されます。標準インプラントに比べ手術時間が短く、痛みも少なく、費用も抑えられます。治癒期間が短いため、早期に義歯のサポートが得られます。

部分義歯

部分義歯は、健康な歯が残っている口腔内の欠損部分を補うための義歯です。残存歯や歯肉が支えとなるため、比較的安定した装着感が得られます。