1980年代の歯科詰め物:アマルガム、コンポジット、金の修復物

アマルガム詰め物の材料

アマルガムは銀、錫、銅、亜鉛、水銀からなる銀合金で、米国で最も一般的に使用される修復材料です。金以外で最も安定した詰め物とされ、事前に水銀と混合されたカプセルをアマルガムミキサーで攪拌し、アマルガムキャリアで歯に搬入します。仕上げ後は酸化して銀灰色に変わります。強度と耐久性に優れ、人の咬合力に耐える点で金に次ぐ材料です。

アマルガムへの懸念

1980年代に入ると、アマルガムに含まれる水銀が体内に漏れ出す可能性が指摘され、鼻水や前立腺がんまでが水銀に起因すると主張されました。30年後の現在でも、水銀が直接疾患を引き起こす決定的な証拠は得られていません。長年アマルガムを使用している人は問題なく使用し続けていますが、銀を避けるために高価なコンポジットや金の修復物を選ぶ人もいます。

コンポジットレジン

コンポジットレジンはアクリル系合成樹脂にシリカやガラスを充填したもので、歯科専用に開発されています。エッチング剤で歯の表面を粗くし、接着剤を塗布・光硬化した後にレジンを充填し、再度UV光で硬化させます。1980年代の水銀スキャンダー以前は前歯の修復に主に使われていましたが、当時は後歯の咬合力に耐えられず、需要は限定的でした。約20年後に強度が向上したコンポジットが登場し、アマルガムに匹敵する性能を持つようになりました。

鋳造金修復物

金は口腔内で最も生体適合性の高い金属です。歯科用金は高カラットの金に少量の銀と銅を加えて強度を持たせた合金です。主な形態はインレー、オンレー、クラウン、ブリッジの4種類で、すべて患者の歯型から作製し、歯科用セメントで固定します。1980年代は最も高価でしたが、耐久性と審美性に優れ、銀を使用しない後歯の修復に最適な選択肢でした。30年経っても同様の材料が使用され、時間の試練に耐えています。

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