扁桃結石(トンシロリス)の治療法と予防
扁桃結石(トンシロリス、通称トンシロ)は、扁桃腺や口腔の奥に白く小さな塊ができる状態です。時間が経つと結石は緩み、飲み込まれたり咳で排出されたりします。多くは不快感や口臭の原因となりますが、重大な健康被害はまれです。死んだ白血球や口腔内細菌、過剰な唾液分泌、粘液の蓄積が結石形成に関与しています。
症状
- 小さな結石は無症状の場合が多いが、大きくなると喉の締め付け感、金属味、咳が出ることがあります。
- 口臭や扁桃腺の感染を繰り返す人に多く見られます。
- 進行した結石では白いデブリが付着した喉の痛み、嚥下困難が現れます。
診断
- 喉の視診でほとんどの結石は確認できます。見えにくい場合はX線撮影で検出されることがあります。
- 症状がなくても小さな結石が存在することがあります。
簡単にできる自宅療法
- 無症状の結石は治療不要です。
- 塩水でうがいをすると不快感が和らぎますが、結石自体を除去できるわけではありません。
- 見える結石は湿らせた綿棒で慎重に剥がす方法がありますが、嘔吐反射が強い人には難しいです。
より高度な自宅療法
- 高圧のウォーターピック(歯科用水流装置)を中~高圧に設定し、結石に直接当てると除去しやすくなります。組織を傷つけないよう注意が必要です。
- プロバイオティクス(例:アシドフィルス)を摂取すると口腔内の有害菌や酵母が減少し、結石の再発を抑える可能性があります。
医師による治療
- 抗生物質は感染を抑えるものの、結石そのものの根本原因には効果が薄く、再発しやすいです。
- 大きく症状が強い結石は局所麻酔下で簡単に除去できる外科的手術が選択されます。全身麻酔は不要です。
予防
- 繰り返す扁桃炎がある人は、扁桃腺摘出手術が最も確実な予防策です。
- 日常的に塩水うがいやマウスウォッシュで口腔衛生を保つことも結石形成を防ぎます。
